株式会社ベルーナ
代表取締役社長　安野 清 様

1968年に友華堂（現・株式会社ベルーナ）を創業され、「お客様の衣食住遊を豊かにする」理念の下、多角的に事業を展開。2018年にはモルディブに日本人で初めてホテルを開業。2021年3月期には、売上高2,064億円となり、総合通販No.1に育てる。売上高3000億円、営業利益300億円を通過点に通信販売総合商社の熟成を目指し、無限の挑戦を続けている。

代表取締役社長 安野 清社長に、「コミュニケーションに大切なこと」というテーマで、お話を伺います。

本音で話せる環境づくり ―

ー安野社長が普段心掛けていらっしゃるコミュニケーションについて教えて下さい。

リラックスして話すことを心掛けています。
会議などの公の場だと、発言を遠慮したり建前になってしまうので、
食事の機会を設けるなど「リラックスして話せる環境づくり」に取り組んでいます。

リラックスした方が、新しい発想がうまれたり、本音で意見を伝え合うことができるので、
円滑なコミュニケーションを図ることができると考えています。

話しやすい空気を作ることが大切ですね。

ーなるほど。場所を変えるという方法で、相手に話しやすい状況を作ると、より意味のある話し合いになりますね。
社員数の多い貴社では、社内コミュニケーションを円滑にするために、普段心がけていることはありますか？

コミュニケーションをとる上で大切なのは、相手が理解していること。

そのためには、相手の話をきちんと聞くことを大切にしています。
一方通行で話すのではなく、相手がどのように考えているのか、伝わっているかどうかをしっかりと確認しています。

企業ですから成果をださなければならない。結果をださなければならないのです。

そのためにはどうしたらいいのかというと、
時代の変化に対応してチャレンジをするということ、新しいことにチャレンジですね。

それらをするには、相手がわかってくれているかを伝えた側が確認することも大切です。

また、「自分自身の考えを直接言葉にして伝える」ことを、社員に向けて40年ほど続けて社内伝達しているので、
各部門での考え方を統一できますし、社員のモチベーション維持にも繋がります。

ー伝達することが、働く人のモチベーション維持にも繋がっているのですね。
制度の面では、どのような取り組みがあるのでしょうか。

インセンティブ制度として「ガンバレーション制度」を導入しています。
部門の中で、シーズンごとに成果を上げた社員を表彰します。

また、今年4月には月間MVP制度も設けました。
月間で特に熱心に仕事に取り組んでいた部門を表彰して、エールを送っています。

仕事はゲーム感覚のように楽しく取り組む方が、発想力や想像力も高まりますし、
ビジネスにおいて大切な競争意識も生まれます。

そのような感覚を社員に感じてもらえるように、制度を充実させています。

ー制度によっても、会社と社員の皆さんが気持ちよく働ける環境を整備されているベルーナ様。
今回のインタビューでは「コミュニケーションに大切なこと」についてお話を伺いました。
次回は「人材育成」をテーマにお話を伺います。

ビジネスでも、プライベートでも活かすことができる
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