Chatwork株式会社
代表取締役CEO兼CTO 山本 正喜 様
「働くをもっと楽しく、創造的に」をミッションに、
ビジネスが加速するビジネスコミュニケーションツール「Chatwork」を主力事業として展開するChatwork株式会社。
2019年2月末日時点で、導入企業はすでに210,000社を突破。
日本発のサービスが今、世界中の人々の仕事を効率化させている。
CONTENTS
【第一話】コミュニケーションに大切なこと 時を刻む社長の言葉 ~Chatwork株式会社 山本正喜社長~
【第二話】サービスや今後の展開について 時を刻む社長の言葉 ~Chatwork株式会社 山本正喜社長~
【第三話】大切にしている言葉 時を刻む社長の言葉 ~Chatwork株式会社 山本正喜社長~
2018年6月に代表取締役CEO兼CTOに就任した山本正喜社長に
「コミュニケーションに大切なこと」をインタビューさせていただきました。
相手のコンテキストに合わせて会話をする
—「コミュニケーションに大切なこと」というテーマで、お話を伺います。
まずは社内でのコミュニケーションで心がけていることはあるのでしょうか?
社内コミュニケーションで意識していることは、
「相手のコンテキスト(職種毎に馴染みのある言葉)に合わせて会話をすること」です。
こういったITの業界などでは、色々なITの用語や技術用語がある中で、
それをそのまま伝えてしまうと相手によってはなかなか伝わらないことがよくあります。
そのため、出来る限り相手の文脈・コンテキストに合わせるようにしています。
例えば、相手がマーケティングであればマーケティングの話に、
営業の人だったら営業で例えると何だろうか?と考え、例え話をよくします。
技術の凄く難しい話でも、なるべく相手に合わせて
「例えるとこういうようなものですよ」と言いながら話すようにしています。
普段、マーケティングや営業、デザイン、コーポレート管理部門など
沢山の職種・業種人と話をしますので、それぞれで使われている言葉は何か?
を意識して、その人たちが馴染んでいる言葉を使うとスムーズに話が進みます。
スムーズなコミュニケーションのためにも、
相手の言葉やコンテキストを意識して覚えることを習慣にしています。
—なるほど。職種による言葉の使い分けによって相手に理解しやすい状況を作って会話しているのですね。
年齢による違いもあるのでしょうか?
そうですね。
相手の年齢は、精神年齢のような部分も大きいので、
その人の感じ方によって反応は様々です。
そこで、コミュニケーション方法を使い分けることも意識しています。
ざっくりと「いい感じでやろうよ」と雰囲気を伝えるような言い方でわかる〈感覚派〉の人と、
目的と背景をロジカルに伝えた方が通じる〈論理派〉の人、
あとは〈外交的〉〈内向的〉の4タイプくらいに分けてコミュニケーションを取るようにしていますね。
—技術ご出身の山本社長はコミュニケーションも分析的なのですね!
社員の方同士のコミュニケーションの場は職場以外にもあるのでしょうか?
社員が主催するオフィスでの飲み会があったり、社内にたくさんの部活があるんです。
ボルダリング部とかテニス部などの身体を動かす部活だったり、
個々が興味のあることでグループができていき、仮想通貨や資産運用とか、
共通の話題で盛り上がれるチャットグループも含めると150個くらいあると思います。
ある程度人数が集まった部活には、会社から補助金を出す制度が生まれました。
部活の活動費のような形で、活動人数、活動頻度によって規定があり、
管理部門から承認がおりたら出ることになっています。
—コミュニケーションの機会を会社が応援してくださるってとてもいい制度ですね。
社内の交流のきっかけになり、業務も円滑になるので良いことだらけかなと思います。
部活グループを作って、自社サービスのChatworkを使ってとても盛り上がっていますね。
またそういった部活の一部に私も参加し、社員の話を聴くことを意識しています。
お客様のリアルな声を直接聞ける場を
—コミュニケーションでお客様向けだとまた違うことがあるのでしょうか?
お客様とのコミュニケーションに関しては、営業観点もあればサポート観点もあります。
特徴的なのはChatworkを広げていただくような
エバンジェリストと言われている「Chatwork良いよ」って言ってくださる人たちが、
大変ありがたいことに沢山いらっしゃるんです。
そういう方たちに我々としても適切な情報提供をしたり、
開発の裏話やどういう機能があると良いですかとご要望をお聞きする場をつくりたいと思っています。
社内に来ていただいてパーティーのような交流ができるものをしたり、
あとはユーザー会といってChatworkユーザーの皆様に来ていただいて、
こんな使い方をしているというのを共有する活動をしています。
—それはChatworkユーザーとしても楽しみな機会ですね。
すごく盛り上がりますよ。
開発側もお客様の声が聞けるとてもいい機会です。
Chatwork エバンジェリストという認定エバンジェリストの方々が沢山が集まる「エバンジェリスト会」を開催すると
「どういうことに使っているのか」「どういうことで困っているのか」とリアルな声を知ることができるのです。
―意見を「聴く」環境を提供し、お客様の声を大切にしながらサービスをさらに良いものにしていくChatwork。
次回はその使い方や展望についてお送りします。
今回のインタビューで「コミュニケーション力」の重要性を
感じ取ってもらえたのではないでしょうか?
「コミュニケーション力」を改善すれば、あなたの可能性はさらに広がります。
声で、未来を変えてみませんか?